「風とライオン」とは、1975年に公開されたアメリカの映画で、実在の事件をベースにした作品です。ロマン・ブローン監督が手がけ、主演はショーン・コネリーとキャンディス・バーゲンが務めました。
映画の舞台は1885年のモロッコで、アメリカ領事館に日本人の妻を持つサン・ファン大佐が乗り込み、そのまま人質となっていました。大佐の目的は、アメリカ政府によるモロッコにおける干渉を止めさせることでした。
そこに現れたのが、アメリカ海軍の特殊部隊である海兵隊員のエドウィン・アーネスト。彼は大佐との対決に勝利し、人質を解放することに成功しました。しかし、この事件はアメリカ政府にとっては都合が悪いものであり、アーネストは大統領令によりアラビア半島に送られることになります。
アラビア半島では、アーネストはスルタンの娘であるエリンと出会います。彼女はアーネストに風を象徴するライオンの力を利用して、スルタンからの解放を目指していました。やがて、アーネストとエリンは協力してスルタンを救出し、アラビア半島における混乱を解決することに成功します。
「風とライオン」は、実際の歴史的事件を基にした物語でありながら、エンターテイメント性も高い作品として評価されています。ショーン・コネリーの演技や壮大なスケールの映像が特に印象的であり、今もなお多くの人々に愛されています。